光線治療法について

当院でレーザーなど光線を用いた治療法について、器具と合わせてご紹介します。

療法と器具のご紹介

ナローバンドUVB（NB-UVB）療法

皮膚病の治療のため開発された、高出力紫外線を照射する治療法です。 今まで、尋常性白斑に有効な治療法は限られていましたが、他の治療法に効果のない白斑にも効果が認められる場合があります。 現在では、尋常性白斑の第１選択の治療法になりつつあります。 また、尋常性乾癬のコントロールにもしばしば用いられ、効果の高い治療法の1つです。 リンパ球の働きを調節する作用があるため、アトピー性皮膚炎などの治療にも使われています。

エキシマレーザー療法

基本的には、ナローバンドUVB（NB-UVB）療法と同じ作用があります。 すなわち、紫外線の免疫抑制作用を利用して、過剰反応を起こしている皮膚の症状を鎮静化させます。 エキシマレーザーは、これまでの光線療法よりさらに効果が高い紫外線を照射できる新しい治療法です。 特に、尋常性白斑・尋常性乾癬・掌蹠膿疱症などに効果が高い治療法です。